コードギアス 反逆のルルーシュR2 #25「Re;」【終】

「憎しみはここに集めるんです」、ナナリーも同じことを考えていたとはいえ、最愛の妹に憎まれるのも厭わない捨て身のルルーシュは強い。最後の幕引きまで準備していての行動で、同じく汚れ役を託されたスザクも辛いよ。シュナイゼルに”ゼロ”に従えと命じたのはこのためか…。サザーランドジークは何というデンドロビウム。キャンセラー使いが、アーニャを引き取るのは予想外。「明日を迎えるため」に強敵と戦ってきたことを隠し、全てを引き受けた。討って良いのは討たれる覚悟のある奴。「ずるいです、私はお兄様だけで良かったのに…」、記憶を読みとったのは謎だが、ナナリーのためという初志貫徹。そこそこ人殺しているのに、普通に学生生活してるカレンがズルイぞ。契約不履行で、どこぞを旅しているC.C.の本名についてとかは謎ですなー。

総評

続・レジスタンス物語で、何故か生きていたりする強引な時もあるけど、メカ、能力、政治、組織、学園と盛り沢山な内容を頑張って纏めていた。投げっぱなしの前期の謎を収拾しながら二転三転する読めない展開は情報量が多くて付いていくには結構体力も必要。展開を前作と重ねるのも上手い仕掛けだと思う。前作からのキャラでもジェレミアや咲夜子さんみたいに活躍が増えたり、ナイトオブラウンズ、中華連邦が登場して、ジノ、アーニャ、星刻、天子様などの新キャラも魅力的でした。でも、キャラが多すぎなので、皇族などで活躍が見られないまま退場しちゃった連中も少なくない。紅蓮可翔式、神虎、ギャラハッド、紅蓮聖天八極式、アルビオンのようにKMFのパワーインフレはちょっと凄まじすぎたと思う。皇帝とのオカルト対決は良く分からなかったけど、シャーリー死亡、C.C.記憶喪失、皇帝ルルーシュなど、衝撃の展開が続き、「撃って良いのは撃たれる覚悟のある奴」、主人公のルルーシュが死んでしまうラストは、ハッピーエンドではなかったけれど、良い落とし所だったと思います。終盤は学校関係は空気になっていたり、どこぞを旅しているC.C.の本名についてとかは謎でした。