ロケットペンシルって、なんですか?


 劇場版『空の境界 第五章 矛盾螺旋』を見てきました。1時間52分と長い(アイキャッチみたいなのも入る)し、スプラッタやバイオレンス描写も多めなので、見るにはそこそこ気合いが必要です。アイテムの受け渡しや会話などで時系列が前後したり、繰り返しという仕掛けのために似たシーンがあったり、ザッピングで巴編と黒桐編が途中で合流する構成など、これは原作ファンでないと、きつ過ぎるだろうなー。橙子さん(というか使い魔)が、かなり強いことも分かるが、この人は二輪車も含めて車何台を所有してるんだ? 小川マンションの住人名簿で”あの人”の名前を読み上げなかったのは、そういう方針なのだろう。カラクリ時計はプログラムされた人形の行動、地下駐車場のチューブは血管なのだろう。不死身で鉄壁の防御を誇るvsラスボス荒耶での結界破りとか、くるくる回転する式のアクションシーンは爽快です。何故か第九を歌うアルバの小物っぷりも別の意味で素敵。鍵やドアノブを回すシーンで、次の場面に飛ぶことも多いが、回想で子供巴が鍵を受け取るところとか良いね。余韻に浸ろうと思ってるのに、前章までとは違う専用BGMにのせた「ごきげんよう」的な次章予告の鮮花に、かなり持っていかれてる気がします。
劇場版 空の境界 公式HP