true tears #13「君の涙を」【最終回】

骨折入院した乃絵。絵本が描けたのは乃絵がいたから、「見て欲しい」「見ない」と押し問答。海岸で絵本を見せた乃絵に別れ話、「私は飛べないから歩いてく」立ち去るのが松葉杖突いてる乃絵で、眞一郎が泣いて見送るのは面白い構図。乃絵のことも好きだったんだろうなー。「君の涙を拭いたいと思う。今の僕にはそれが出来る」、絵本作家の卵は告白もポエミーで比呂美とも決着。涙と取り戻す切欠が別れとは思わなかったが、純も去って、鶏小屋前で崩れた石文字を見る一人の乃絵を誰かが支えてあげて欲しいと思うラストでした。

総評

思い通り行かない将来の夢と現実や恋愛に悩んで、青春ドラマしてました。「なくした涙を取り戻したい」という浮世離れした乃絵のキャラが良かったので、眞一郎が振り回されるながらも影響を受けていく様子は中々楽しかった。眞一郎母はえらいあっさり和解したなー。登場人物が皆 本音を言わないまま展開する作風が明るくないのは欠点かな。どちらかと言えば、比呂美より乃絵に肩入れして見ていたので、フォローが不十分なのは気になる。雪降る冬の富山という舞台設定も作品にうまくマッチしていました。