第8回2008春調査@アニメ調査室(仮)

 アニメ調査室(仮)さんからお誘いコメントを頂いていた終了番組評価がまとまったので参加します。私の最後まで見た評価対象作品は31+5(+1)/46+6(+3)で、まあまあの本数だと思います。今期のお気に入り作品は”S”を付けた『CLANNAD』ですが、『true tears』、『狼と香辛料』も好きでした。今期は、真面目に見ると駄作だけど、つっこめば笑えるというネタアニメが結構多かったなー。
 あと、「賭博堕天録カイジ」のアニメ版タイトルは『逆境無頼カイジ』ですよ。それと、たぶん私くらいしか見てないと思いますが『優しさと感動のこだま』という5分アニメ番組も終了しました。
アニメ調査室(仮)

2008春調査(2008/1-3月期、終了アニメ、46+6作品)


01,もっけ,z
02,のらみみ,C
03,AYAKASHI,E
04,しおんの王,B
05,狼と香辛料,A
06,破天荒遊戯,B
07,墓場鬼太郎,B
08,true tears,A
09,BLUE DRAGON,F
10,レンタルマギカ,C
11,アイシールド21,F
12,灼眼のシャナII,B
13,ハヤテのごとく!,D
14,Yes!プリキュア5,C
15,デルトラクエスト,C
16,バンブーブレード,B
17,ロビーとケロビー,C
18,賭博堕天録カイジ,C
19,メイプルストーリー,F
20,素敵探偵ラビリンス,E
21,魔人探偵脳噛ネウロ,D
22,君が主で執事が俺で,C
23,機動戦士ガンダム00,C
24,CLANNAD -クラナド-,S
25,キミキス pure rouge,E
26,神霊狩/GHOST HOUND,z
27,ロザリオとバンパイア,C
28,俗・さよなら絶望先生,B
29,ARIA The ORIGINATION,A
30,獣神演武 -HERO TALES-,E
31,さぁイコー!たまごっち,x
32,爆丸バトルブローラーズ,F
33,BUS GAMER(ビズゲーマー),E
34,エレキング The Animation,z
35,流星のロックマン トライブ,x
36,ファイテンション・スクール,x
37,H2O -FOOTPRINTS IN THE SAND-,B
38,逮捕しちゃうぞ フルスロットル,E
39,ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-,E
40,GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-,z
41,遊戯王 デュエルモンスターズ GX,x
42,おねがいマイメロディ すっきり♪,D
43,ハローキティ りんごの森とパラレルタウン,x
44,古代王者 恐竜キング Dキッズアドベンチャー,x
45,ウエルベールの物語 -Sisters of Wellber-第二部,D
46,ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ,F
47,みなみけ-おかわり-(1-3月、アスリード版),D
48,みなみけみなみけ-おかわり-(通期26話),D
49,彩雲国物語(2期、NHKBS),B
50,やっとかめ探偵団(打ち切り),z
51,もえがく★5(打ち切り),C
52,結界師(全52話),F
53,結界師(打ち切り39話),x
54,シゴフミ(全12話),A
55,シゴフミ(全11話、第6話中止),x
04-14,彩雲国物語(1期、地上波),x
04-35,シルクロード少年 ユート(地上波),x
04-37,オーバン・スターレーサーズ(NHKBS),C


{総評、寸評など}(自由記入、引用する場合あり)
02,のらみみ,C
 藤子不二雄漫画を斜めから見たような設定の作品だが、そういうモノだと割り切って視聴。ずっと居候継続してるキャラもいるアバウトな使命や金銭問題は考えないでおこう。不死だとか、恋愛感情がないとか、大人だか子供だか分からないキャラの感情を想像するのは難しい。エピソードにお別れ話が多いのは、それがキャラにとってのクライマックスだから仕方が無いのだろう。のらみみが水あめ好きな理由不明で、のらみみの絡みが少ない話の方が面白かったりする。

03,AYAKASHI,E
 褒めるべき所を探すのが難しいほど、出来の悪い作品だった。キワドイシーンの修正以前に作画は粗いし、ストーリーは不良と戦っていたのに最後は世界が滅びそうになる超展開。キャラ的にも、考えが安定せず精神も戦闘もヘタレの悠ちゃんが主人公という時点で地雷作品で戦闘のテンポも劣悪。”彼”の本名は最後まで不明だったが、杉田智和のイっちゃった演技は一応楽しかったかもしれない。パムは結構活躍したけど、織江や陽愛は何のためにいたんだろうなー。

04,しおんの王,B
 将棋とサスペンスという妙な組み合わせだが、両方緊迫感があって結構面白かったです。喋れなかった主人公:紫音が最終回に初めて話すのは『スケッチブック 〜full color’s〜』と似た演出だ。松風雅也の好演もあって悟は中々胡散臭いキャラで面白かったが、ヒントを与え続けてバレても構わないような態度を取る羽仁名人はよく分からない。対局中はモノローグばかりになるので、メリハリをつけるのが大変そうだった。女流棋士編でもっと引っ張るのかと思ってたが、沙織、歩とギャラリー化するヤツ多いぞ。展開の関係上、紫音が終盤で急に強くなったのも引っかかる。

05,狼と香辛料,A
 中世っぽい世界観で商業メインの会話劇による展開もだが、やはり泣いて怒ってコロコロと表情の変わる人外&年上ヒロインのホロのキャラが魅力的でした。「わっち」、「くりゃれ」、「ありんす」の花魁言葉もキャラ付けに一役買っている。戦闘になるとヘタレになるロレンスとのコンビも楽しかったし、クロエやノーラなど、エピソードのキーになる女性キャラの配置も面白い組み合わせだったと思う。ラストは少しバタバタだったので、終わったような終わってないような感じですが、楽しかったでありんす。

06,破天荒遊戯,B
 シリアスとギャグ折衷でラゼルの諸国漫遊。初回と最終回の唐突さは落ち着かないが、旅道中で事件に巻き込まれる展開はアクションあり、幻想あり、推理ありでバリエーションに富んでおり中々面白かった。毎回炸裂するラゼル節も説教臭くなく、キャラにも合っていたと思う。男女三人がメインだけど、三角関係とか恋愛がなく仲間をしているのもさっぱりしていた。ラゼルやアルゼイドの過去は入口くらいしか明らかになっていないなー。最終回に登場したキアラについては、あのね状態。

07,墓場鬼太郎,B
 絵柄も時代背景も昭和の雰囲気で内容もダーク路線。そのワリに、鬼太郎がいつも金に困っていたり惚れっぽかったりするのが可笑しい。毎回、投げっぱなしで終わったり、強敵や知り合いがあっさり死んでしまう展開がシュールで、つっこみ所の多い無茶な話が面白かったです。鬼太郎はあまり戦闘能力が高くないが、目玉おやじは最強ですなー。水木という名前のキャラがよく登場するのは原作準拠なのだろうか…

08,true tears,A
 思い通り行かない将来の夢と現実や恋愛に悩んで、青春ドラマしてました。「なくした涙を取り戻したい」という浮世離れした乃絵のキャラが良かったので、眞一郎が振り回されるながらも影響を受けていく様子は中々楽しかった。眞一郎母はえらいあっさり和解したなー。登場人物が皆 本音を言わないまま展開する作風が明るくないのは欠点かな。どちらかと言えば、比呂美より乃絵に肩入れして見ていたので、フォローが不十分なのは気になる。クライマックスが学園祭などでなく、地元の伝統文化の祭なのも上手いし、雪降る冬の富山という舞台設定も作品にうまくマッチしていました。

09,BLUE DRAGON,F
 アホ主人公を好きになれなかった。

10,レンタルマギカ,C
 時系列をいじくった上に、ダフネと知り合った話やまなみがポルターガイスト習得した経緯をすっ飛ばしているので分かり難い。つまり、構成は失敗している。いつきが妖精眼で社長命令する戦闘がワンパターンなのも含めて、基本的に飛び道具と結界がエフェクトで光るだけなので、アディの召還以外は体系の違う魔術合戦という売りはイマイチ。属性で干渉しないとかギミックがあれば良かったのにね。穂波とアディの両ヒロインなどのキャラは結構良いし、バカ話はそれなりに面白かったです。

11,アイシールド21,F
 アメリカで特訓しだした辺りで、視聴挫折。開始当初は、平野綾目当てで見てました。

12,灼眼のシャナII,B
 前半の学園編は、シャナ&吉田放置で、史菜お世話係する悠二の煮え切らなさに腹が立つし、話もダレダレでツマらなかったけど、テコ入れしたのか中半以降はかなり面白くなって、VSサブラクや最終決戦では鳥肌モノのガチバトルアニメしていました。マージョリー組の佐藤&田中にちゃんと転機と見せ場があったのも良い。悠二と銀の関係、あっさり去って再登場しなかったフィレス、バルマスケの目的が何だったのかなど、気になる部分はありますが、一応エピソードの決着は付けて、楽しく見れました。ただし、前作同様に敵味方が誰一人として死んでいないので戦いはこれからだー。

13,ハヤテのごとく!,D
 ドタバタ執事ドラマで恋愛話はあまり進展しない方針らしい。ツマらない時とボチボチな時とで波があったが、ネタも展開もあとちょっとで良くなりそうな惜しい部分が多かった。学園編とお屋敷編でキャラの交流も少なかったかなー。理事長が絡む話は、概ねイマイチだったように思います。エロは仕方が無いけど、ネタ元に怒られないためだけに入れている自主規制くんが鬱陶しい。あと、若本規夫ナレーションに頼りすぎな気もする。

14,Yes!プリキュア5,C
 16:9画面になったこともプラスに働いて、広い空間を文字通り飛び回る戦闘シーンは、前作らと比べ格段に迫力があった。仲間であるココやナッツという男性キャラが近くて遠い存在なのを生かした恋愛モードも良い感じだが、5人ローテーションのため、部活や家族話など個人エピソードは減ったかな。蝶の天敵がモチーフで、企業のような敵組織も面白いのだが、ラスボスが改心する最終決戦は拍子抜け。

15,デルトラクエスト,C
 古典RPG風物語で、便利な道具は使うけれど、必殺技や攻撃魔法的なものはほとんど登場せず、いつも真面目に剣勝負のため戦闘は地味だし、特に修行などもしない。警戒心の強いジャスミンのお陰で何とかサマになっていたが、リーフ一行は結構へっぽこな罠に掛かるなどの間抜けさが妙な味になっている番組でした。番人をあっさり倒したかと思えば、宝石だけ奪ってスルーしたりする度肝を抜く展開もチラホラ。真の国王についての引っ掛けは中々だったが、影の大王を倒した後のエピローグで引っ張るとは思わなかったなー。ベルトの反応はいつも鈍い。

16,バンブーブレード,B
 主人公が誰なのか良く分からんが、キャラが魅力的な部活アニメだった。タマちゃんが小悪党を圧倒する試合シーンも爽快だったし、銭湯はすっ飛ばされたが合宿でキャッキャしてるのも楽しい。負け試合後、部がバラバラになりそうな話は空気悪くてシンドかったかな。タマちゃんと趣味がご近所な鈴木凛は上手いキャラ配置だったが、キャリーはイマイチ。OP完全版が放送されなかったのはマイナス要素だが、マグロスの小ネタや劇中劇ブレードブレイバーも妙に気合い入ってて見応えありました。

17,ロビーとケロビー,C
 悪の帝王デスダーが、実は資産家で財産を狙われたり、結婚願望のある人間味のあるキャラだったり、修行そっちのけでグータラ生活する邪悪な主人公:ロビーに弄られるドタバタ劇は中々楽しかったです。アテナのヒロイン度は低めかな。特に期待せずに見始めたのですが、気楽に見れる番組でした。

18,賭博堕天録カイジ,C
 やたら涙もろいカイジは微妙にイイ人だし、時々神懸り的強さを発揮するけど頻繁に負けるので安心できない。同作者の天才アカギは好きだったんだけどなー。展開するオリジナルギャンブルはルールとセオリーを把握するのに頭の整理が必要なのもシンドイし、限定ジャンケン、Eカードは戦略があって結構面白かったが、人間競馬は体力勝負要素が多かったのでイマイチで、ゲーム内容により波があった。利根川のキャストが迫力不足だったのも残念で、敗北ラストも爽快感に欠ける。ざわ…ざわ…

19,メイプルストーリー,F
 キャストの桑島法子皆口裕子は好きなんだけど、内容が致命的に合わなかった。

20,素敵探偵ラビリンス,E
 崩壊した東京設定なのに普通に人が住んでいて電車も走っていたりする。探偵モノだが勘で解決するので推理モノではなくネタアニメに近い。個人情報を私用で閲覧する暇な刑事コンビのモラルを疑うよ。少年探偵団もあまり役に立たなかったなー。親兄弟で世界の崩壊を巡って戦ってるのは壮大なのかショボイのか良く分からんし、繭樹の母が現在何処にいるのかも最後まで謎だった。何気にアイキャッチのクマ組体操が一番面白かったというのが、番組全体に対する評価の全てだ。

21,魔人探偵脳噛ネウロ,D
 探偵というタイトルだけど、奇人変人コーナーみたいな犯人は毎回自白するので推理モノではない。基本的に刑事がへっぽこ過ぎるんだよなー。バトルはネウロが不死身すぎて、あまりピンチにはならないが、最後まで戦った怪盗サイは猟奇殺人鬼なのに、どこが怪盗なんだ? 弥子父が殺された事件が引っ張ったワリにヤッツケっぽく終わったり、ラストは結構テキトー。この謎は、もう我輩の舌の上だ。

22,君が主で執事が俺で,C
 マニアックなネタ満載であまり内容のないカオス本編はそれなりに好きでしたが、シリアス話になると急にテンションが落ちるアンバランスな印象。裏モードのある鳩姉や自宅警備員美有などキャラも立っていたが、メインヒロイン森羅さまは目立たないわけではないが、指揮者のすごさが分かり辛かったり、やや埋もれがちだったかな。ラストでヤクザ親父はあっさり陥落したけど、美鳩と錬の義理姉弟もあまり触れなかった。

23,機動戦士ガンダム00,C
 超高性能MSによるヒット&アウェイ作戦は面白かったんだが、防戦になるとミスやトラブル連発するCBメンバーとか話によって強さにバラつきがある。ストーリーは擬似GN炉登場あたりから、焦点がよく分からなくなった。敵か味方か良く分からないうちにヤラれちゃったトリニティって、結局何だったの? 量産型MSデザインは嫌いじゃなかったし、ライバルのエースパイロットも中々強かったのに、歴代の因縁があるとはいえ、劇中では対峙したことの無いアレハンドロが急にラスボスになったのはいただけない。東京に住んでた意味が良く分からん刹那以外は沙慈&ルイスやマリナとほとんど交流が無いなど、もうちょっと他の絡みも見たかった。過去や生い立ちの、本筋への絡め方もイマイチ乗り切れてない。OP/EDのタイアップ曲は嫌い。ラストが二期に丸投げなのも×。

24,CLANNAD -クラナド-,S
 自分に自信がないけど、演劇部という夢を目指す渚を放って置けなくて、自分も変わっていく朋也と仲間たちの不器用さを応援して見ることができました。個人的には渚の転機にもなった風子編が切なくて好きです。風子やことみ編は不思議要素が入っていたのに、智代や渚編が妙に現実路線なのは気になったが、全般的に良い話が多くて楽しめました。藤林姉妹のエピソードは他ヒロインに比べて少なめで、美佐枝さんや芽衣ちゃんの絡みも薄めかな。幻想物語が何だったのかは続編で明らかになるのだろう…今から続きを楽しみにしてます。物語のあるOP/EDも好みでした。

25,キミキス pure rouge,E
 最終回で光一がそれまで付き合ってきた星乃を(転校前日の土壇場で)ふって摩央姉ちゃんとくっつく外道展開に唖然とした。晩生の少年少女が少しずつ勇気を出して恋愛を積み上げていく話だと思っていたのに、制作スタッフが何を描きたかったのかさっぱり分からん。後味の悪さだけが残った。一輝編で二見と咲野を上手く立てながら着地したのに対し、酷すぎる結末。摩央姉ちゃんも前半は良い姐御キャラしていたのになー。うどん同好会とカエル劇場は一服の清涼剤でした。

27,ロザリオとバンパイア,C
 さあ始まるザマスよ。冴えない人間:月音がなぜかモテる妖怪&お色気ハーレム系作品だけど、バトルシーンが多めで内容が無いワリに楽しめたパンツアニメ。キャラソンが劇中流れたり、販促としても中々あざとい。正体をバラす校則違反が日常茶飯事だが、敵キャラキャストが豪華なのは良いアクセントになっていた。萌香の二重人格については、最後まで触れられなかったなー。やふふーな胡夢や、ボソボソ喋るみぞれが良い味出してました。あなたにカプッチュー。

28,俗・さよなら絶望先生,B
 前作と同路線ではあるが、3パート構成になってたり色々と実験アニメでした。基本はつっこみ話で、オリジナル物語がぶっ飛んでいたり、変な小ネタが入ったり、良く分からん話もあったが、ワンエピソードが短いので勢いで乗り切っていたと思う。千里が猟奇キャラになったり、霧やあびるがフェチ担当になったり進化している。額縁放送だと字を追い難いという放送の問題もありますが、面白かったです。ただし、内容はあまり記憶に残りません。絶望した!

29,ARIA The ORIGINATION,A
 灯里ら見習いトリオがグダグダ練習するだけのまったりアニメが急転直下、止まっていた時間がアリスの昇格試験から急に動き出して怒涛の畳み掛け。それでもバタバタすることもなく上手くまとまった堂々の完結編だったと思います。昇格試験は自分が試験を受けているような緊張感があり、合格した時のシーンも中々感慨深かったです。他のウンディーネの卵たち、彼女らを見守る者、引退した先輩の話や、三人の師匠からの目線も描かれて、人間関係にも深みがあった。さあ、お手をどうぞ。

30,獣神演武 -HERO TALES-,E
 つっこみどころ満載で、出来の悪い水戸黄門みたいな時代劇展開が多かった。親父とか重要キャラの殺し方もあっさり過ぎる気がしました。攻める時は行き当たりばったりなのに、都合よく待ち伏せで現れる慶狼や史明とか無理があるし、星の定めとか胡散臭い設定や安っぽい闘気エフェクトも手伝って重厚な雰囲気は成立していない。面白くねーぞ、面白くねーぞ(二回言わないでよ)。

32,爆丸バトルブローラーズ,F
 遊戯王なカードバトルと、ポケモンのトレーナーバトルの良いとこ取りに失敗しており、面白いと思えなかった。爆丸シュート、完璧!

33,BUS GAMER(ビズゲーマー),E
 過去など設定があまりにもアレで笑えるワケあり美形男トリオが金のために喧嘩ゲームする話。最初から強いのでバトルシーンも普通だが、ナイフや拳銃を持ち出したり、殺害の可否などのルールが良く分からん。何もかもが薄っぺらなので、続けても面白くなるとは思えないが、全三話では世界観説明くらいしか出来んわなー。女刑事は何のために登場させたのか意味不明。

37,H2O -FOOTPRINTS IN THE SAND-,B
 琢磨の前にのみ現れる(自称)精霊:音羽のファンタジー要素があったり、村が神楽の祖父さんに牛耳られている理由不明で、琢磨には状況説明がなく、最初はピンと来なかった。虐げられる境遇なのに何故か真面目に登校するはやみ、トラウマ抱えまくりのひなた(ほたる)のドラマは結構良くできていて、過去エピソードと共に風車、飴玉、絵本、鈴と多数登場するキーアイテムも効果的に使われていた。行き当たりばったりだけど琢磨が一人ずつ陥落させていく展開はベタながら中々でしたが、カミーユみたいにボケてからはシャッキリしなかった。マジカル音羽とラストの精霊会議が全部持っていったなー。OP/EDも結構好き。

38,逮捕しちゃうぞ フルスロットル,E
 基本的にネタアニメ。勤務中に遊んでばかりだし、交通課なのに勝手に犯罪捜査したりと無法地帯で良く分からんへっぽこ婦警物語。とりあえず、真面目に仕事しろ。犯人も大概アホなので、毎回強引な解決とか、オチは弱い。フルスロットルというタイトルなのにカーチェイスですごいシーンは見られない。そんなに面白いと思えないこのシリーズに人気があるのかも疑問だ。

39,ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-,E
 完全なネタ&おっぱいアニメです。うーん、おっぱい。キャラは多いけど使えるヤツは皆無で、へっぽこISDAがダメすぎる。毎回、何故かアバンは何年前仕様だし、前半は脱走&捕獲ばっかでお腹いっぱい。火星にいたのも謎だが、王子&ガーネットは何だったんだ? 後半は急に一年後で雑兵に追われたり、タナトス接近による世界の危機で協力したり、消化不良のぐずぐず展開。死んだことすら忘れられてるスパイのナナミとか、カズキの小者っぷりに全米が泣いた

40,GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-,z
 現在、BS11で視聴中です。

42,おねがいマイメロディ すっきり♪,D
 邪魔な実写パートとロビーに食われて大幅パワーダウン。1話が短いのでフリとオチだけで、展開が強引過ぎ。シュールと笑いと良い話のごった煮みたいなのが見たかったのに、肩透かしだった。クラスメートなど登場しないサブキャラが多いのも寂しい。過去の資産を活かせてないのは勿体なさすぎる。ラストも全く盛り上がらなかった。

45,ウエルベールの物語 -Sisters of Wellber-第二部,D
 ティナとリタの続・へっぽこ仇討ちというか珍道中で、「安心しな、みねうちショットさ」の決め台詞が笑いを誘う。仇そっちのけで恋愛にウツツを抜かしたりする温い展開は斬新過ぎて、脚本の頭を疑うよ。ローデンが仇なのはだいたい読めたが、後半は巨大戦艦来襲でローデンとガラハドが戦死する無茶な流れ。意味も無く誕生秘話が明かされたボル爺やシェリーは役に立たないベル〜。笑えるネタアニメとしてはまずまずのデキ。

47,みなみけ-おかわり-(1-3月、アスリード版),D
 過度な期待をしたのが悪かったのかも知れないが、『みなみけ』の続編としては明らかに劣化したガッカリのデキ。馬鹿野郎がウリだった夏奈が嫌なヤツになっていたり、キャラの性格に違和感がある。冬馬兄貴ズを削ってまで、登場させたフユキが特に意味不明。モブが黒子なのが気持ち悪いし、”!”が飛ぶ演出も鬱陶しい。OP/EDもイマイチ。ハムスターも何だったのか良く分からんし、「二宮くん」みたいな遊び心も見られない。

48,みなみけみなみけ-おかわり-(通期26話),D
 一緒に評価する必然性が良く分かりません。無印にとって、おかわりは百害あって一利なしの黒歴史だと思う。

49,彩雲国物語(2期、NHKBS),B
 前シリーズと比べ、恋愛より政治色が強くなった印象。仕事で苦労してるのに報われないことが多いが、秀麗は一生懸命で行動力もあるし、秀麗節が決まるときは非常に格好良い。邪仙教編は全般的に暗く、政治でなくオカルト決着だったのが不満。冗官編は清雅、タンタンと癖のある新キャラが良い味出してました。藍州編は藍家の十三姫という秀麗と対になる同年代の女性キャラが登場したので人間関係が面白くなったが、終盤がバタバタと駆け足展開で旺季や縹家の陰謀は継続中という感じになったのは残念。やはりキャラ名は分かり難く、尚書省尚書令(しょうしょしょうしょうしょれい)などの用語は、ちょっとした早口言葉だ。

51,もえがく★5(打ち切り),C
 謎の実写パートがあったり、アニメは外国語以外を一週間使い回しという、色んな意味で無謀な語学番組。打ち切りになったのは残念だが、子供を対象とした語学番組なのにネタがマニア向けでディープというアンバランスさ、実写パートなわとびの意味不明さ、BSデジタルという辺境放送が敗因なのかな。それなりの面白かったのになー。アキバ知識は浅めですが、語学については、一応勉強にはなるんじゃね?(少なくとも『もえたん』よりは…)。

54,シゴフミ(全12話),A
 「生きてる人間は嘘をつく」、現代社会の人間関係におけるネガティブ面がてんこもり。初回からメインゲストの少年が、思いを寄せる少女に刺されるのはインパクトがあった。チアキの過去話などは、泣ける良い話だったんだけど、肝心のフミカと文歌の話が謎を残したまま消化不良気味に終わったのが残念。とはいえ、様々な人間模様とそこにやってくる配達人とシゴフミの織り成すドラマは面白かったです。エピソードの関係上、リアルとの兼ね合いで修正や放送中止があるくらい社会に鋭く切り込んだことも評価したいと思う。

04-37,オーバン・スターレーサーズ(NHKBS),C
 日仏合作のクセのあるキャラデザが特徴的な作品。地球の命運を賭けたトンデモレース。幼少時から会っていない父のチームに素性を隠し偽名で入った娘:モリーというのは好みな設定でした。レースは砲手がいてバトル要素が強く、ブーストモードがあったり、大味な部分もあるが映像はスピード感があった。ラストはレースとは関係なく、神様みたいな存在と戦う良く分からん展開ですが、それなりに楽しんで見れました。