刀語 #9「王刀・鋸」

将棋だから”王”刀か。目の中に将棋の駒、髪の毛が刃物状になってるビジュアルが分かり易い慚愧(伊藤静)は防具と武具を着けてない相手とは戦わない真面目ちゃんなので、七花がへっぽこになる展開。「これはこれで手詰まりだ」、「打つ手がない」、とがめの物語に沿った言い回しも冴えますが、七花が別の女に心変わりしたと勘違いする天丼が楽しい。あとでちゃんと勝負してたけど、ささやき戦法が勝利の鍵だって、奇策はだいたい反則だわ。「剣を取った方が弱くなる、まるで呪いのようですね」「心の鬼を心で斬る、これこそが慚愧」、ラストは伊藤静らしい生真面目とお茶目さが出ていたかな。