私は、おまえを犯(ころ)したい


 劇場版『空の境界』第二章 殺人考察(前)を見てきました。終了寸前のギリギリ駆け込み需要ですね。第三章の制作スケジュールが押したアンコール上映のお陰で見ることが出来たのですが、同じことを考える人も多いもので前の方の座席まで埋まっていたように思います。
 緩やかな学園生活と連続猟奇殺人事件なサイコサスペンスの並行展開で、ミスリードに騙される〜。白純先輩は保志総一郎か…。アクションシーンは少なめだが終盤の雨の降りしきる夜の竹林でのやり取りは緊迫感があった。放課後、雨宿りで幹也(鈴村健一)の歌う「Singin' in the Rain(雨に唄えば)」(流行歌ではない)は映像化するこういう絵になるんですね。蜜柑を剥いたり、コーヒー牛乳を飲むとき中身が無くなりかけでストローに空気がコポコポ入って縞になる描写なんかも凝っている。識とは面と向かってたけど、横に並んで交わされる式と幹也の会話も間や空気が中々良いですなー。テーマソング「君が光に変えて行く」も しっとりした感じです。欠点は、単品として見るとラストにどうなったのか良く分からん上に殆どバッドエンドで、第一章とも繋がらんことかな。
[色々]おまえが堕ちろ(※第一章を見に行った時の記事 1/31)
劇場版「空の境界」公式HP