電脳コイル #26【最終回】 ヤサコとイサコ

確かに分離中に身体死亡もあるだろうけど、オジジはイサコの世界に入り込んで死んだのか。お助けキャラの会員番号一番ヤサコ父やデンスケのお陰で、リアルでも金沢から大黒市へ。声が折笠富美子なので分かったが、ミチコは繋がった心の世界でイサコとヤサコの二人で産み出した存在。痛みと悲しみしかないからこそ、そこへ帰るというのは強く生きる意思を感じますね。後日談の中学生になった面々、イサコはクールに去った。猫目の黒幕はハッキリしなかったが、上手くまとまった最終回でした。

総評

ネットの噂によると、電脳空間やツールのある世界で巻き起こる小学生の日常と事件の物語。アクションシーンも見所だが、夏祭りなどの情緒あるエピソードや登場キャラ同士の思いなども丁寧に描かれている作品。最初は何考えてるのか分からない冷たいイサコも段々背景が見えてきて見せる表情が増えるし、登場すると場が和むダイチなどキャラも魅力的。電脳ペットなど、人以外のキャラもギミック豊富&表情豊かで楽しい。子供の世界もキツイ会話がなされたり、結構シビアですが、あんまり探偵は関係なかったですね。後半、過去の事件や命に関わる問題が絡みだすと妙に重い部分も多く、入院や見舞いなど病院の登場頻度も高い。マユミの話があっさり終わったり、ラストはちょっと急ぎ足でしたが、謎も含めて上手く纏めたと思います。