ひだまりスケッチ×365 #13「1月10日 おかえり…うめ先生」【終】

新年、クマが寝ていたのはゆの帰宅前だからね。自分もお年玉が欲しい吉野屋先生と一緒に初詣。メイン4人でなく、着替えの早い先生や大家さんが着物姿なのも本作らしい。新年早々、横綱扱いで弄られるヒロと粛清される宮子。沙英へのファンレターの差出人が夏目なことが視聴者に分かる描写と反応も楽しい。お土産を投入したお鍋の夕食がお開きになった後、出て行ったみんなを追って思わず部屋を飛び出し、「ただいま」と声を掛けるゆのは、ひだまり荘が好きなのが良く分かる。みんなでスケッチスイッチを歌って、富士山があったりする締めも良い感じ。

総評

純粋に見ているのが楽しい作品で、すごく幸せな続編アニメだったと思います。カメラアングルなどの変わった技法も美術科を扱った本作にマッチしていました。前作を上手く補間するような作りで、はじまりの物語〜登場人物同士の初コンタクト、ゆの以外の三人やよっしーをメインに別の側面を見せることで、キャラがより一層魅力的に描かれています。引っ張ったワリに203号室のオチがテキトーだったり、沙英に特別な思いを持っている節のある夏目の行動も本作らしい感じで面白かったです。ただ、本作から見始めた人には、富士山の正の湯や青虫くん、岸さん、智花ちゃん、ラブリーショコラなどが何なのか分からない気がします。毎回OPの絵が変化しているのも楽しかった。こいつは大いなる謎だよ、見ちゃダメ。ひだまり荘で待ってます、きっと見に来て下さいね。