英國戀物語エマ 第二幕(第12話)【最終回】

起死回生の金策はハキム殿下の口利きであっさり成功。人柄と努力が買われたのもあるが、危機の原因もウィリアムだからチャラだな。ハキムにありがとう。ボヤ騒ぎで遅れるエマもハンスに発破かけられて、光の速さで明日へダッシュさ! 夕日の射すクリスタルパレス噴水前のキスシーンはくるくる回って絵になる。二兎追うもの二兎を得る。失敗を取り返す話だったんだなー。エピローグで家庭円満、幸せが戻ってくるスズランで締めるのもワリと良いラスト。エレノアさんにもフォローがあった。

総評

総じて登場人物も場面も暗く辛気臭い。華があったのはドレスアップした時くらいかな。エマみたいな根暗女のどこが良いのか分からない。ウィリアムは好意を寄せるエレノアさんには冷たいし、自分勝手で周りを巻き込む様子は大人気ないので、好感度は低く感情移入(応援とか)が出来なかったです。アニメオリジナル展開で、メルダース家のロンドン邸がパッとしなかったり、(金欠のはずの)キャンベル子爵の金によるジョーンズ家への攻撃も、対策が融資話ばかりで絵的に地味で退屈だった。無印ほど印象に残らない作品ですが、丁寧に作ってる部分もあるので、もうちょっと動きを見せて欲しかった。