神のみぞ知るセカイ #11「おしまいの日」

栞・完結編。「私の大切な図書館を守らなきゃ…」、文学少女の孤独な図書館戦争が始まる。「予兆はいくらでもあっただろ?」、「君は本当は人と話したいと思ってるんだ。でも、不安なんだ。話して嫌われたりしたら嫌だから」「栞は今、本を守りたいのか、それとも外の世界からの逃げ場所を守りたいのか?」、心の声だけでなくその裏側まで看破している桂馬が神すぎる。「外は怖い、人は怖い」「私の声は届かない」、本の中から引き上げるのは、本の世界から現実へということね。「でも、私夢の中で何かを貰った。確かに何かを…」、文字通り憑き物が落ちて良い方向に向かう余韻を残すのも綺麗。