東京マグニチュード8.0 #3「燃える、橋」

「これって夢じゃないんだよね…」、一夜明けて。「会いたいな、パパとママ…」「歩いてみますか」、このままでは埒が明かないので、誘導に従ってお台場から出る船を目指すことになる。「優しいな、真理さん」「お節介とも言うけどね」、素直な弟と皮肉屋の姉。照れくさがって手を取らなかった未来が人波に飲まれて二人を見失ったり、悠貴が逸れたりする場面はパニック寸前な気持ちが分かるので苦しい。「勝手に手、離しちゃダメよ」、レインボーブリッジの倒壊で起こった波に船が煽られて、二人を抱える手の震える真理さんだって、怖いものは怖い。