夏目友人帳 #13「秋の夜宴」【終】

夏祭りだよ、全員集合。委員長に縛られ、民子に引き摺り回されるニャンコ先生に敬礼。「にゃんにゃん先生、何か恥ずかしい名前だな…」って、田沼は何を言ってるんだ。パンツじゃないから恥ずかしくないもん! 子狐や名取も登場で、柊の「お人好しな奴め」は、ある意味褒め言葉。「あの人達には、ずっと笑っていて欲しいんだ…」、「お互い気を使い合ってるなんて家族じゃないだろ…」、藤原夫妻はよき理解者だ。花火を見てるでっかいのは何なんだ! 冬の足音が聞こえる秋の夜、でもここは暖かい…、冬編はないけど、余韻を残すラストでした。

総評

祖母の遺品の友人帳から妖怪に名前を返すことになったお人好し夏目のドラマ。ヒロインが祖母というのも珍しいと思う。妖怪や人間と深く関わりあう様子や良き理解者である藤原夫妻と段々打ち解けていく夏目自身の成長が丁寧に描かれていました。ラストでゲスト全員集合した以外でも、田沼、委員長、名取と柊、三篠、ヒノエなどの話がもっと見たかったです。余韻がすごく良い作品で、特に燕の恩返しやアサギの琴のエピソードなど切なくて好きです。結構謎の多いニャンコ先生井上和彦の渋い/緩い二つの演技も面白かった。