メルポを通じて不特定多数という微妙な人々から届いた思いを力に変えて、館長に立ち向かうプリキュア。ローズだけ、羽根がないので空中戦がシンドそう。全王と全員の力をフローラの種に乗せたファイナルアタックで、それまで命の大切さを語ってたけど、説得が無理だから攻撃技で解決するのだった。何故か昇天しちゃったフローラに託されたキュアローズガーデンを開放して守っていくラスト。「種って夢とよく似てるなって思う。時間を掛けじっくり育てていけばいつか夢が叶って薔薇も咲く。そう信じてみんな頑張ってます」、旅に出たココとの再会が前作一話冒頭と同じなのは憎い演出。パルミエ王国の王様業は半分放棄してるけど、お別れもなく現状維持に近いラストでした。
総評
正体不明のフローラと記憶喪失のシロップから丸投げでキュアローズガーデンの存亡のため、新たな敵と戦う話。プリキュアではないローズ参戦も特徴で、味方を分断する作戦なども見られた。シロップ-うららの組み合わせで夢を語るドラマは映画的演出、景色など中々良かったが、人数増の弊害か個人エピソードは減少し、のぞみ達の家族は殆ど登場せず、また、恋愛エピソードも薄め。戦闘は隣の池ばかりで芸がないが、画面を広く使って高速移動する激しい空中戦は迫力がありました。「衝撃発言は、この後すぐ」、「早く行け」、最後は協力してくれたブンビーさんは人間味があって美味しいキャラでした。ラストは無難。
