『Kanon』(第18話)

静かな朝、決意の祐一を感じ取る秋子さん流石だ。香里の机、思い出に蓋をした引き出しには姉妹の写真。百花屋にて栞の誕生日会を開催で、少し遅れて扉を開く香里。ワケありと聞いて盛り上げる北川はイイヤツだけどそれ以上ではない。ぎこちない姉妹の表情・仕草が融和していき、店を出た後「だって、栞は私の妹なんだから」「お姉ちゃん」は、積み重ねもあって良いシーンだ。時間の許す限り、Last regrets別ver.をBGMにデートする祐一/栞のラストはいつもの噴水前。自分語り栞、月明かりに光るカッターナイフと笑って泣いた夜のこと、ストールは一年前の香里からの誕生日プレゼントなこと。「私、笑っていられましたか?」「ずっとずっと笑っていることが出来ましたか?」。祐一のプレゼントはスケッチブック。お返しのキスを噴水稼動とライトアップで盛り上げてくれるが、さようならと書いた手紙でトンズラ。『エンジェルリンクス』みたいに、零時で死んじゃうワケじゃないのね。