妖狐×僕SS #11「陽炎」

先祖返りとして、軟禁されて育った御狐神君の過去。自由が欲しくて権力者に取り入って外に出ることになったけど、「何てつまらない男だ…」、自分の感情を持たないことを指摘する蜻蛉はある意味最初の理解者。そして架空の人格を作って代筆として凜々蝶の文通相手になるが、繊細な感情に好意を持ち感情を持つ切欠になるのね。手紙のやり取りを楽しみにして、本音に反応してくれる返事に一喜一憂する双熾。「だから、いつも知ってくれた…」「君だったのか…」、文通相手が蜻蛉でないことを知っていたけど、双熾であることを知ってのラスト〜OPに繋がる構成も素晴らしい。