喰霊-零- #9「罪 螺旋 ―つみのらせん―」

「死んだと思って諦めなさい…」、一命を取り留めたけど身体はボロボロな寝たきり黄泉。声のない涙、神楽との筆談(ケータイだけど)と声が出せなくなったのを上手く話に盛り込んでいる。殺人容疑があるのに甘い尋問ではあるが、二ヶ月間、気にしなかった獅子王を今頃パクリにくる叔父。妬んだのはお前と冥の方だよ! 「普通の姉妹に生まれたかった」「ずっと一緒にいようね、黄泉お姉ちゃん…」、自分が泣いた時は差し出された手を振り払ったのに、神楽の涙を拭う描写は良い。真っ直ぐな神楽の思いは嬉しいものと同時に負担でもある。そもそも三途川の策略で今の状況になったんだから、復讐相手はそいつだよ。