図書館戦争 #12「図書館ハ誰ガタメニ」【終】

カミーユみたいにボケた堂上、意識不明の玄田隊長。実弾撃ち合ってるんだから今更で、全く描かれてないけど、良化隊には死者も出て、マスコミ批判に晒される図書隊。狙われやすい笠原だったが、「どんな状況でも感情に負けない冷静さを身に付けろ」、教官の言葉が脳裏に浮かび、逆転ホームラン。本好きの人からの励ましの手紙、カミツレの花が嬉しい。花園の告白で復活する教官と最後までズッコケか…。

総評

焚書と戦う図書館の話で、面白い世界観ではあるが、戦争というより小競り合い。熱血バカ笠原が頑張るところは鈍臭い新人女主人公な大映ドラマ的ノリで、ラブコメ分も多い。壮絶な日野の悪夢とか言われても、勤務時間、戦闘区域、使用火器など、ルールがあるのはどうもしっくり来ない。戦ってる相手の存在がはっきり見えないので、目的は分かり難いし、最終決戦らしきものもなかったので盛り上がりもイマイチ。「えぇー」って、叫んで終わる回が何度かあったところをみると、脚本の引き出しは狭いようだ。強敵になるかと思った手塚兄も大して絡んでこなかったなー。