『Venus Versus Virus』(第12話)【最終回】

リュシフの誘惑に負けたり、反抗したり優柔不断ルチア。「私は信じない」って、嘘付け! スミレ存在の記憶を消された世界にて、スミレが戸棚に隠しておいた贈り物を受け取るルチアが最終決戦に向かう所は、盛り上がらなきゃならない場面なんだけどなー。1話冒頭シーンに繋がる長いネタ振りで、ルチアVS洗脳スミレ。ルチアの邪眼オプティックブラストが傍観してたリュシフを直撃&消滅って、弱っ! 苑果も与識も実は人形で砂化、戦闘中にリリス&名橋の霊体が召還されたりするのも、変なラストもワケ分からん。

総評

設定が目新しくない少女コンビ魔人ハンター物語で、精神も能力も不安定な登場人物達や脚本は頭悪そう。実際、練りこみが浅いので展開は読めるし、敵の親玉リュシフは母リリスを殺したルチア父で親子喧嘩&内輪揉めという世界も狭いが、サイドカットで画面も狭く、回想の楕円枠が激しく見難い。音々/陸久姉弟、スミレの友人トリオの存在意義がない。結局、スミレ/ルチアのどっちが主役だったのか良く分からんゾ。まあ、OP曲だけは気に入りました。優しく駆除してあげるわよ。