『あさっての方向。』(第11話)

「私です。私、五百川からだです」テツに、からだの告白。告白シーンを結果の後に持ってくる構成も良かった。「ふざけるな!」と信じて貰えない。「浮き輪のことからかわれました。でも泣いている私を慰めてくれて、でも登校日を忘れていて」。夢の中で重なった大/小からだ、(尋兄同様に)塩味の玉子焼きに反応してたのになー。琴美ちゃんは、双方にしがらみなく自由に聞いて回れる便利なキャラです。大人になりたいと願ったからだに対し、椒子はからだになりたいと無意識に願ったのかも知れない。からだが電話を掛けてきて悩みを打ち明ける相手は椒子さん。結構、あっさり居場所が判明して、連荘で尋の思いも聞く「俺は臆病者で卑怯者だった」。からだを探しに行く尋と、約束なしだが一緒に行くため駅で待っている椒子。「行きましょうか」「ああ」の会話も息が合っている。