『あさっての方向。』(第8話)

からだ家出。履歴書の書き方も知らないし常識も経験もない。同じ所をウロウロしてると夜になり、冷たい雨が降り世間も冷たい。ガラの悪い男達に絡まれて逃げたりで、踏んだり蹴ったり。からだの回想では、本当の両親でない真実を知っていること、会ったことのない兄への思い。「はじめまして」の挨拶を決めていて、両親の葬式でからだサイドの尋との出会いシーン、挿入歌も感情を盛り上げてくれる。尋との生活の中、兄の捨ててきたものを感じて大人になることを願ったからだが、写真からその一つを知った。連絡を受けて追って来た尋から逃げ、走り去る電車から からだの「ごめんなさい」。正直に本名と電話番号を書いていたことから繋がるのは上手い。