私は、おまえを犯(ころ)したい


 劇場版『空の境界』第二章 殺人考察(前)を見てきました。終了寸前のギリギリ駆け込み需要ですね。第三章の制作スケジュールが押したアンコール上映のお陰で見ることが出来たのですが、同じことを考える人も多いもので前の方の座席まで埋まっていたように思います。
 緩やかな学園生活と連続猟奇殺人事件なサイコサスペンスの並行展開で、ミスリードに騙される〜。白純先輩は保志総一郎か…。アクションシーンは少なめだが終盤の雨の降りしきる夜の竹林でのやり取りは緊迫感があった。放課後、雨宿りで幹也(鈴村健一)の歌う「Singin' in the Rain(雨に唄えば)」(流行歌ではない)は映像化するこういう絵になるんですね。蜜柑を剥いたり、コーヒー牛乳を飲むとき中身が無くなりかけでストローに空気がコポコポ入って縞になる描写なんかも凝っている。識とは面と向かってたけど、横に並んで交わされる式と幹也の会話も間や空気が中々良いですなー。テーマソング「君が光に変えて行く」も しっとりした感じです。欠点は、単品として見るとラストにどうなったのか良く分からん上に殆どバッドエンドで、第一章とも繋がらんことかな。
[色々]おまえが堕ちろ(※第一章を見に行った時の記事 1/31)
劇場版「空の境界」公式HP

CLANNAD -クラナド- #17「不在の空間」

そういえば病弱設定忘れていた渚が倒れ、鬼の居ぬ間に何とやら、杏&椋や智代は朋也に接近中。朋也は自分の中で渚の存在が大きくなっていることに気付いた様子。黒板に名前を書くのは印象的だ。漫才中や風子三度登場&不発の間は不良も戦隊モノの敵のように待ってくれる親切設計。生徒会も教師も生徒を締め付ける障害として描かれるが、智代が会長になれば演劇部復活もできるとの打算。合唱&演劇部の合併とかはダメなのかしら。

ロザリオとバンパイア #6「新聞部とバンパイア」

新聞部の活動でエッチなのはいけないと思います。先輩:森丘銀影(関智一:関西弁下手だな、まるで成長してない)は人狼で、問題になっているのぞき魔だった…。月音に罪を被せるところまで古典的展開だが、不自由してなさそうだから不自然。名探偵胡夢&紫であなたを犯人です。また正体バラしてるけど、満月で力が増すのは両者共通じゃないの? 先生使えねーな。

墓場鬼太郎 #5「ニセ鬼太郎」

ちゃんちゃんこが入れ替わった経緯と目的について。イッペン、死ンデミル? すっかり白くなっちゃった寝子は地獄残留(天国じゃないのね)で退場か。心残りを涙や現世の姿で見せてる。親父は活躍したけど、鬼太郎は憂さ晴らし(と返り討ち)してたり冴えない。結局、ニセ鬼太郎の正体も謎だ。「僕のフィアンセと決めていたのに」「お前の顔じゃ無理だ」とか、「僕、後を追って自殺します」の独特な会話劇が楽しい。

逮捕しちゃうぞ フルスロットル #17「夢の中までぶっとばせ!」

風邪引きでお休みの夏実が空き巣スパイダー(谷山紀章)と遭遇するのはバレバレ。頼子たちが妄想というか夢についてぐだぐだ言ってるのが、映像も含めて普通に面白くない。美幸の臨時相方は代役って感じで、見た目も中身もパッとしないキャラだった。風邪伝染オチまで捻りがない。