sola(第13話)【最終回】

ラストバトル、最後まで息をつかせぬ迫力の剣戟アクション。対峙する茉莉/蒼乃が過去/現在で感情の有無が逆転しているのが面白い。「あげる、私の命」茉莉と蒼乃が見る朝日。空を天井に描くのは昔からやっており、三人で空を見る約束は果たせなかったが、生贄として死ぬ運命だった蒼乃が全てを引き継ぐ。後日談、街に戻ってきたのは予想通り蒼乃で制服姿まで披露してくれる。屋上で空を見る真名と折り紙が好きなこよりは、何かを覚えているようで、一人残されるのは酷だと思っていたけど、石月姉妹が支えになってくれる。「私は空の下を歩く、二人がくれた空の下を」。蒼乃が引き合わせた二人:茉莉/依人、トマトしるこの缶二つが余韻を残すラストでした。

総評

空を撮るのが好きな少年:依人と夜禍の少女(?):茉莉のボーイ・ミーツ・ガール。青空の約束を巡って展開するまったり話かと思いきや、もう一組の剛史/繭子が絡んでのアクションシーンも見応えがあった。ぬいぐるみ、折り紙、写真、イロモノ市販食料品などの小物も伏線とポイントになっている。姉:蒼乃と依人の正体も衝撃的だった。幼馴染ではないのは意外だったけど、お隣さん(?)の真名/こより姉妹もイイ子です。物語は重いんだけど、茉莉の浮世離れしたキャラクターの出す雰囲気などが独特の世界観を形成していたと思う。ラストがどうなるのか最後まで読めない展開・構成で、毎週楽しんで見ることができました。OP/EDもドラマが見える映像が好き。予告になってない予告も良い味を出してましたね。良い作品でした。