『Kanon』(第15話)

舞編・完結。魔物を倒すと増える舞の痣。志村後ろ! 360度教室を回転する映像、満月を背景に飛び降り剣を振るう舞など絵になる。一息着いて「祐一、牛丼食べたい」、買って戻ると舞の姿は無い。決着をつけに行った舞を探しに飛び出す祐一、床に落ち中身が毀れる牛丼。こういう好物の使い方は上手い。魔物が見せる過去、病床の母を治すために使ったヒーリング能力が知れ引っ越すことになり、友達の居なかった幼い舞と麦畑で出会い仲良くなった祐一。動物に”さん”付けすること、雪兎、兎の耳と動物好きエピソードも多い。家に帰らなければならない祐一を引き止めるための嘘「魔物が来るの、私一人じゃ守れないよ」が本当になり、それから待ち続けた10年間。祐一に経緯を伝えた幼い舞の姿をした分身「私は舞の力の欠片、でもこう呼んで欲しい・・・希望って」「起きろよ、夢から覚める時間だぞ」。本当に長い夢だったことだろう。舞の剣戟アクションや祐一が木刀を振りながら思いを漏らす場面はかなり見ているテンションも上がるが、過去の情景〜現在の舞に真実が集約される繋がりが薄め、テンポが変わりすぎでノリ難かったかなー。少し強引な展開にも思えた。