大正オトメ御伽噺 聖地巡礼 また東京駅で

 『大正オトメ御伽噺』の舞台探訪(聖地巡礼)に行ってきました。場所は、買い物回と物語のヤマ場で登場する東京中心部。作中では、背景的ランドマークがあまり登場しない&現存数も少ないので、内容としてはかなり簡素です。本作は、少し昔の日本の暮らしが伺える雰囲気があって好きでした。放送前特番:前日譚などでも言われていたように、劇中は1921~23年(大正10~12年)なので、ちょうど100年前なのですね(cf:鬼滅は、たぶん大正1~3年です)。

【関連サイト】
東京駅が街になる Tokyo Station City
日本橋三越本店
西郷隆盛像 | 東京とりっぷ

・東京駅 丸の内駅舎
 #02「珠彦 死ス」、#11「夕月ヲ求メテ」、#12「春ノ嵐」、珠彦らが上京した際に登場する帝都の玄関口。日本銀行本店や奈良ホテル唐津銀行などを手掛けた建築家 辰野金吾設計で、1913年(大正2年)5月完成。震災と戦災と改修を経て外観が変わり、2012年(平成24年)に創建当初の姿に復元された駅舎ですが、内装はかなり違います(劇中の内装は、当時の写真:南口が参考にされているようです)。震災時には実際に避難救護所になった。日中は利用客で混雑するので撮影困難な場合があります(※早朝撮影しています)。
















日本橋三越本店
 #02、珠彦と夕月が着物(反物)を買うために訪れた日本橋三越本店。左右にライオンを配置した入口が印象的です。1914年(大正3年)に建てられた(当時は5階建て)後、震災・戦災・再建・改装等を経ているので、現在の姿(7階建て:東京駅のように復元はしていない)とは異なります。現在は中央ホールには天女像(昭和35年~。こちらも由緒あります)が設置されているほか、エレベーター、エスカレーターも当時のものではないので参考です。また屋上の庭園には、当時と同じように神社があります。内装は撮影可能ですが、詳しくはインフォメーションで確認下さい(「他のお客様が写りこまないように注意すれば構わないです」と返答をもらいました)。








・上野公園 西郷隆盛
 #11、珠彦が夕月への伝言を張り紙で残す上野公園の西郷隆盛像。台座のディテールがちょっと違いますね(つーか、側面が正解だったかも)。実際に、震災時は東京駅前交番の外壁や柱などに訪ね人の張り紙がされたらしいです。観光名所なので、撮影している人に注意しましょう。