『へうげもの』の舞台探訪(聖地巡礼)に行ってきました。場所は前回とは異なり、物語のメイン舞台である京都ですが、目玉は大山崎町に現存する千利休が建てた国宝茶室 待庵。原作からの『へうげもの』のファンで、歴史にも明るいMinkyさんと一緒に訪ねました。「へうげものに出てきた千利休の茶室 待庵は見学可能らしいのですが、一緒に行きませんか?」とお誘いしたところ、興味を持ってもらえたことで、日程を調整して今回の探訪実現と相成りました。
ただし、普通に参拝できるような寺ではないので、見学に際しての条件はそれなりに厳しいです。
・1ヶ月程度前に往復はがきで申し込み(それ以外は不可)
・見学希望日は指定できますが、時間指定は不可
・写真撮影不可、茶室への立ち入り不可(触れるのも禁止)
・志納金として、1,000円(拝観料代わりと思って下さい)
※詳しくは、関連サイトのリンク先を参照下さい
余談ですが、Minkyさんとは以前に『空の境界 忘却録音』の舞台モデルになった神戸女学院大学の見学をご一緒した縁があったりするのですが(ヴォーリズ建築校舎群の撮影可ですが、web掲載は不可)、その時は式と鮮花の道中ですねと言っていたので、今回は織部と高山殿か細川殿かなーと配役を考えるのが問題にて、候。毎度、手強い場所ばかりですみません。
・[史跡] へうげもの@京都 [Minkyさんのサイト]
【過去の探訪記事】
・[舞台探訪]へうげもの @六本木 (※2011/12/11)
【関連サイト】
・豊興山 妙喜禅庵 公式HP
・妙喜庵 [ WikiPedia ]
・妙喜禅庵 待庵
#15「時代は変わる」、#27「アナーキー in 日の本」などに登場する千利休が建てた茶室。左介(後の古田織部)が言っていたように小さい建物ですが渋いです。劇中では、左介をはじめとする大名茶人達が訪れます。訪問後に調べてわかったのですが、待庵の原寸大レプリカが大山崎町歴史資料館にあるそうです。母屋や庭木などに隠れて見え難い箇所は、そちらを参考にしているのかもしれません。※撮影不可なので、掲載写真はパンフレットから取り込んだものです。
・北野天満宮
#24「私を北野に連れてって」、秀吉の大茶会が開かれる北野天満宮。現在の山門は明治時代に建てられたものなのだそうですが、場所的にはそんなに変わらないだろうと思っています。劇中とは、鳥居や本殿の位置関係も異なります。ちょっちゅねー。
・大徳寺
#28「古田織部とファイヤーズ」、#34「日輪のクライベイビー 」、#37「「世界」を割った男」、朱色が映える大徳寺の三門 金毛閣。二階部分に物語のフラグとなる利休木像が安置される。木像も現存するという話なので、複製でも良いのでどこかで公開して欲しいものですね。門は柵で区切られているので、近寄ってみることは出来ません。
・妙覚寺
#37「「世界」を割った男」、伊達政宗が利休と初対面する妙覚寺。何か改装工事中でシートに覆われており全景確認できなかったんだぜ。聚楽第の遺構が山門に使われていたりするので、本編との接点も感じられます。大徳寺からだと、少し距離があります。
※マップは畳んでおきます。
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