輪るピングドラム #5「だから僕はそれをするのさ」

「お前達の両親はここには戻ってこないよ」、家族を守ろうとしている冠葉、崩壊した家族の幻想に縋る苹果。それぞれ叔父と父親との対面から垣間見える。雨に降られる構図は分かり易い心情描写でもある。苹果のデスティニーノートは本当に帽子陽毬が欲しがっている品なのかは分からんが、苹果も生存戦略空間に引きずり込まれるのね。「どうかしてるのはお前の方だ、このストーカーの変態女!」、這い上がってきたり、反撃できる苹果は根性ある。帽子を取り戻すシーンは、嵐の日の回想と繋がるのは洒落ているけど、兄貴不死身だなー。