獣の奏者エリン #43「獣ノ医術師」

リアルでもエリンにも嵐がやってくる。「来年、実が成ったら、一番最初の実は先生にあげるから…」、しかしながらエリンに来年はない。「私はリランと一緒に行きます」、真王の使いを襲ったリランを他に守る方法ははなく、左手の指、リランとの友情、自分の居場所、失ったものは多く、三人目の親とも言えるエサルから貰った餞別の手袋と母の形見の腕輪を身に付け、動物を愛しながら守るために縛るという母と同じ茨の道を歩むことを決意したエリンのあしたはどっちだ?