かなめも #12「はじめての、ひと」

未だに居場所がないことで悩めるかな。フリマにて、何故か近所まで来たのに古巣に顔も出さないマリモ姉さんと遭遇。体の良い雑用とばかりに野菜運びを手伝わされたり、猫の散歩コースに付き合わされたり、芝生に寝転んで椰子の実を歌いだして、自由すぎる。「あなたも旅の途中なのね、きっと…」「野菜も人間も一緒。季節が巡れば、やがて花が咲き、実がなるものよ」、焦らなくても良いということなのだろうけど、例えはイマイチだ。