獣の奏者エリン #29「獣の牙」

「まるで犬か猫みたいや」、すっかり懐いたリラン。産毛の生え変わりを刷毛ですいてやろうとするアイデアは良かったが、ちょっとした拍子で野生の片鱗を見せ、噛み付かれたエリンは重症を負う。「それなら遺書を書きなさい」、音無し笛は使わずリランの世話を続ける言うエリンにエサルの厳しい言葉が向けられ、記憶の中の母とジョウンの獣は獣だという言葉も重い。主従以外の人と獣の関係というテーマに、いつか答えを見つけたいとエリンは思うのだった。餌やり棒、竪琴とリランと築いてきた絆を思い出す件は上手いな。