第12回2009春調査@アニメ調査室(仮)

 アニメ調査室(仮)さんからお誘いコメントを頂いていた終了番組評価がギリギリまとまったので、すごく遅くなりましたが参加します。結果集計に間に合わせるために急いだので、総評はテキトーにしか書けてないです。私の最後まで見た評価対象作品は34+2+1/43+2本で、今回も中々頑張ってる方だと思います。つーか、見てる本数が多いから評価が大変なんだなー。あと、これでも甘めにつけています。
 「とらドラ!」、「続 夏目友人帳」なんかは中々良かったと思いますが、今期のダークホースは「天体戦士サンレッド」かな。「ONE OUTS」、「スキップ・ビート!」は、見れば面白いので、皆に見て欲しい作品ですね。「アキカン!」は、クセがあるけど、バカアニメ好きに超おすすめ。
 通期評価については、人気があって続編が作られた場合は微妙ですが、最初から二期構成&結末を二期に投げた作品ということで、「ドルアーガの塔」、「屍姫」、「鉄腕バーディーDECODE」、「スレイヤーズ」あたりはあっても良かったかもしれませんね。
アニメ調査室(仮)

2009春調査(2009/1-3月期、終了アニメ、43+2作品)


01,黒執事,C
02,ゴルゴ13,C
03,とらドラ!,A
04,アキカン!,A
05,タイタニア,E
06,ワンナウツ,A
07,スティッチ!,F
08,明日のよいち!,E
09,まりあほりっく,C
10,さくらんBOY DT,x
11,ゲゲゲの鬼太郎,C
12,ミチコとハッチン,E
13,鉄のラインバレル,C
14,スキップ・ビート!,A
15,キャシャーン Sins,E
16,天体戦士サンレッド,A
17,絶対可憐チルドレン,D
18,続 夏目友人帳 (2期),A
19,地獄少女 三鼎 (3期),x
20,ネットゴーストPIPOPA,F
21,源氏物語千年紀 Genji,C
22,とある魔術の禁書目録,A
23,RIDEBACK-ライドバック-,C
24,テイルズ オブ ジ アビス,C
25,みなみけ おかえり (3期),B
26,Yes ! プリキュア5 GoGo!,C
27,ファイテンション☆テレビ,x
28,きらりん☆レボリューション,F
29,今日からマ王 ! 第3シリーズ,C
30,ソウルイーター (SOUL EATER),C
31,マリア様がみてる 4thシーズン,C
32,BLUE DRAGON 天界の七竜 (2期),F
33,スレイヤーズEVOLUTION-R (2期),z
34,空を見上げる少女の瞳に映る世界,E
35,鉄腕バーディー DECODE:02 (2期),B
36,WHITE ALBUM (ホワイトアルバム),E
37,おねがいマイメロディ きららっ☆,F
38,屍姫 玄 (シカバネヒメ クロ 2期),E
39,VIPER'S CREED (ヴァイパーズ・クリード),C
40,ドルアーガの塔 -the Sword of URUK- (2期),B
41,機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン (2期),B
42,CLANNAD -AFTER STORY- (クラナド 2期),A
43,機動戦士ガンダム00 (通期),B
44,CLANNAD (クラナド通期),A
45,全力ウサギ (12月終了),F


{追加評価}
10-02,恋姫無双,C


{総評、寸評など} (自由記入、引用する場合あり)
01,黒執事,C
執事アクションは楽しかったですが、内容として特筆すべきものはなく、一見シリアス風だけど魔犬編くらいからはギャグとして見ていました(アバーラインの死亡フラグとかは、最たる例)。雌雄切り替えする天使アンジェラを倒した後は「イッペン、死ンデミル?」みたいな何だか良く分からないラストですが、あくまで執事ですから。

02,ゴルゴ13,C
館ひろしの芝居も悪くなく、クールな仕事っぷり、後味の悪い話、唐突な濡れ場など、ゴルゴ世界がよく表現されていたと思います。奴の後ろに立つな、命が惜しければ…。

03,とらドラ!,A
竜児と大河のメイン二人がお互いの恋愛を応援する珍しい設定で始まる学園ラブコメで、揺れ動く感情などキャラクターが魅力的に描かれていました。ガチの殴り合いシーンが妙に気合い入っていたり、本音をぶつけ合う会話劇も熱かった。終盤はバタバタして、サブキャラへのフォローが少なめだったりしますが、最後は上手く纏めた良作。

04,アキカン!,A
全裸ブリッジを繰り出したりする基本バカアニメの中に、オーナーとアキカンのお互いを思うテーマが語られる愛すべきB級作品。センズリーグとパイズリーグの略だとか、アホだけど時々良いことも言うカケル節が冴えていました。イチ、ニイ、サンガリア

05,タイタニア,E
宇宙艦隊戦シーンが安いっぽいのが残念なスペースオペラ。ファンは飄々としてるワリに、それほど深い中でもなかったリラのことでウジウジするし、ミランダ一家はいつも貧乏で積極的に戦わず、あまり話が進まない。むしろタイタニア内部話の方が面白かった。段々小物に見えてきたマザコンザーリッシュを倒した第一部完で、戦いはこれからだー。

06,ワンナウツ,A
野球の試合と同時に、オーナーや相手チーム監督との水面下の攻防が行われている二重展開が奥深く、決してヒーローと言う訳ではないのだけど、抜群の制球力と精神戦を制する頭脳を持つ勝負師:渡久地が、萩原聖人の好演も相まって魅力的に描かれている。常に新しい戦略を組み立てて対戦相手を手玉に取り、へっぽこ監督とぼんくらチームメイトを上手く操る様子は楽しい。

08,明日のよいち!,E
真面目なのか助平なのか良く分からないよいっつぁんの武術系居候ストーリーだけど、剣術というワリに風を起こす技ばっかで芸がない。不良を私刑でフルボッコにしたり、平気で拉致とかする押し込み強盗な右京の言い分を鵜呑みにしたり、何だか納得のいかない場面も多い。鷲津ビジョンとか予告も滑っている感じですが、OPは好きです。

09,まりあほりっく,C
前略、天国のお母さん。百合属性のかなこがつっこみ&妄想モノローグで喋りまくる作風があまり合わなかったです。鞠也が男である設定は半分置いてある感じで、かなこのロザリオとか色々と伏線を投げっぱなしのラストは笑えない冗談だ。

11,ゲゲゲの鬼太郎,C
鬼太郎のバトルアクションは多彩で飽きさせず、物語のダークとコミカルのサジ加減も中々良く出来ている。サブキャラにフィーチャーした話も多く、西洋妖怪戦では滅法強い子泣き爺、大家の砂かけ婆、義理人情に厚い一反もめん、ぬりかべ以外でも、アマビエ、かわうそ、ろくちゃんも掘り下げている。蒼坊主、黒鴉、葵、アカマタ、夜道怪など、サブキャラを再登場させる演出も良い。チー、ベアード、ぬらりひょんとも決着を付けず、四十七士が半分くらいしか集まってないのに、打ち切りは残念。

12,ミチコとハッチン,E
アクションシーンはよく出来ていたが、口の悪い暴力的なダメ人間ばかり登場するのは、見ていて気持ちの良いものではない。旅の目的であるヒロシが生きてるのも良く分からんかった。ミチコとハナの信頼関係が出来ていく展開についてはボチボチかな。

13,鉄のラインバレル,C
「ナイスな展開だぜ!」、暴走する中二病の浩一は痛すぎて面白かったけど、途中からは普通のロボアニメになってパワーダウンし、敵を追い返すだけの中盤はぐだぐだ。頻繁に死んだり生き返ったり寝返ったりするので、あまり物語に入り込めなかった。あなた、最低です!!

14,スキップ・ビート!,A
復讐転じて、キョーコの芸能界サクセスストーリー。コミカルな怨念描写や天性の勘と、叩き込まれた作法で演劇勝負を乗り切る真剣シーンのテンポも良く、モー子さんをはじめ周りの人間もキョーコに影響されていくのが楽しい。ラストは中途半端な部分で終わっているので、DARK MOON編にはケリを付けて欲しかったなー。

15,キャシャーン Sins,E
根暗に自己存在を悩むことが大人向けだと勘違いしている脚本が×。フレンダーはイマイチ役に立たないし、ロボットなのに男女があったり、成長したり、生きているとか、最後まで意味不明。キャストの熱演とバトルシーンは良かった。

16,天体戦士サンレッド,A
庶民的なヴァンプ将軍率いる悪の組織フロシャイムと、粗暴な正義のヒーローサンレッドの関係がかなり面白くて、レギュラー怪人も良い味を出していました。髭男爵など、タレント起用がプラスに働いた稀有な作品。天体戦士サンレッド、これは神奈川県川崎市で繰り広げられる善と悪の戦いの物語である。

17,絶対可憐チルドレン,D
超能力者と一般人、大人と子供という異なる者同士の関係がテーマだけど、未来がどうとか言い出してから迷走して、ラストはブラックファントムともパンドラとも決着を付けず投げっぱなし。シリトリアイキャッチや「ハヤテのごとく!」キャラを登場させる楽屋ネタなど、変なセンスが作品に合ってない気がする。絶対可憐、だから負けない!

18,続 夏目友人帳 (2期),A
妖怪と人間の切ない出会いと別れを丁寧に描く続編。妖怪の中にも義理堅い奴もいれば、弱みに漬け込む奴もいて、名取をはじめとする同じ妖怪が見える人間にも色んな考えがある。ヒロインポジションっぽい多軌も登場し、人間の友達との付き合いも増えてきたお人好し夏目の青いけど熱い思いが伝わってきます。個人的には、木の上から海が見える話が好きでした。

21,源氏物語千年紀 Genji,C
濡れ場の表現で、分身三連発やボヤカシ&光で着物の柄がフラッシュする出崎演出が意外とハマッているのに驚いたが、話は中途終了です。あと、OPのミスマッチ具合いは異常。

22,とある魔術の禁書目録,A
毎回、科学と魔術の超常事件に上条ちゃんが巻き込まれて、最後は病院のベッドの上というパターンなんだけど、キャラクターが良く出来ていて話に勢いがありました。当麻節はかなり説教臭いが、本人はあまり強くなく、幻想殺しという受け身なキャンセル能力ひとつで立ち向かっていくバトルシーンは中々熱い。エピソードごとにヒロインが変わるので、メインヒロインのインデックスが空気だったり、物語の本筋があまり進まないのは愛嬌。科学と魔術が交差する時、物語は始まる。

23,RIDEBACK-ライドバック-,C
怪我でバレエの舞台を諦めた少女・ミーツ・鉄馬で、月を背景に琳の駆るライドバックが宙を舞うシーンは非常に絵になります。しかしながら、テロ路線になってから話は迷走し、琳はロマノフと対決するでもなく、メインストーリーが主人公と関係ないところで勝手に進んで行くような展開。関係ないですが、OPは好きです。

24,テイルズ オブ ジ アビス,C
ラインバレルとは逆にルークのDQNが治ってから見やすくなった。おつかいイベントが多く、六神将との対決はたいてい数人がかりなので緊迫感に欠ける。戦闘シーンのクオリティは高いのだが、さっきまで斬りあっていた敵も味方もあっさり戦闘をやめるような深みの感じられない展開が目立った。

25,みなみけ おかえり (3期),B
過度な期待をせずに見たら、いつも何か食っているトウマ、擬犬化、カレーの精霊、バカヤローと、そこそこ面白かった。リコやアツコにスポットが当たったかと思ったら、タケルやヒトミのように出番が少ないキャラもいて、明暗分かれている。

26,Yes ! プリキュア5 GoGo!,C
正体不明のフローラと記憶喪失のシロップから丸投げでキュアローズガーデンの存亡のため、新たな敵と戦う話。プリキュアではないローズ参戦も特徴で、味方を分断する作戦なども見られた。シロップ-うららの組み合わせで夢を語るドラマは映画的演出、景色など中々良かったが、人数増の弊害か個人エピソードは減少し、家族は殆ど登場せず、恋愛エピソードも薄め。戦闘は隣の池ばかりで芸がないが、画面を広く使って高速移動する激しい空中戦は迫力がありました。「衝撃発言は、この後すぐ」、「早く行け」、最後は協力してくれたブンビーさんは人間味があって美味しいキャラでした。みてみてみてね。

29,今日からマ王 ! 第3シリーズ,C
国の重鎮が雁首揃えて出かける展開は健在。ユーリのお人好しもここまでくると才能で、人を信用できないサラレギーとカウンターになっている構図は悪くない。アラゾンが一人で行動せざるを得ない聖砂国の現状が良く分からないし、真王命なのに何故か真魔国に攻撃してくるジェネウスは理解に苦しむ。偉そうなのは腑に落ちないが、十貴族というアクセントが真魔国の政治システムに深みを与えていたと思う。

30,ソウルイーター (SOUL EATER),C
ストーリーは魂集めから段々ずれてきて一貫性がなかったけど、vsメデューサ、vs阿修羅など、よく動くバトルシーンは迫力ありました。学徒動員というか、最前線で生徒を戦わせている理由が欲しかったなー。ラストはメデューサ一派やアラクノフォビア残党とか投げっぱなしで、ソウルの小鬼もイマイチ消化不良。お前の魂、いただくよ。

31,マリア様がみてる 4thシーズン,C
窓からスール♪ 「げんしけん」同様にOVAを挟んだせいで、TVオンリー視聴者には不親切極まりない続編であり、突然沸いた加奈子の事情は宙に浮いているような印象。裕巳と瞳子は半分デキレースだけど、振りまわっされぱなしだった裕巳が急にしっかり者になって、瞳子視点で語られた後半の展開は上手くまとまっていたと思う。菜々や笙子の話とかはサワリだけだったなー。

34,空を見上げる少女の瞳に映る世界,E
水鏡になっている地面に浮き島が映る絵は面白かったけど、キャラは自分勝手だし、意味不明な川渡りとか唐突な世界の危機など、色々と盛り上がらない薄い物語。神社の息子やムント配下のおっさん三人組、ちょいちょい出てきた子供キャラなど、何のために居たのか不明なキャラも多い。

35,鉄腕バーディー DECODE:02 (2期),B
逃亡犯を追うバーディーに第三勢力である殺戮者が交差するバトル捜査ストーリー続編で、復讐の絡む話はかなり重い。キャラ描写は良く出来ており、幼馴染ナタルの登場によりバーディーサイドの人間関係がメインとなったため、しおんの設定も上手く使われていたと思う。あと、個性的な作画については、私はあまり好きじゃなかったです。

36,WHITE ALBUM (ホワイトアルバム),E
毎日が女神天国&人前でメソメソするようなヘタレ冬弥と、すでに出来上がっているギスギスした人間関係が説明不足で、なんとも座りの悪い芸能絡み物語。モノローグを文字で表現する演出は鬱陶しいし、話も爽快感が皆無で見ていて気分は良くない。冬弥父が倒れるというラストが二期に投げっぱなしなのも×。

38,屍姫 玄 (シカバネヒメ クロ 2期),E
OPや話数カウントは継続で、何故かタイトルだけを変更した続編。毎回の様にダメージを食らうへっぽこマキナは相変わらず弱いし、オーリも修行したけどイマイチ戦力にはならず、すっきりしないバトルシーンが多い。オーリが屍の子供だとかいう唐突な設定はあまり活かされておらず、ヒロインがマウントでラスボスを殴りつけるところで終わる打ち切りみたいなラストはダメだ!

39,VIPER'S CREED (ヴァイパーズ・クリード),C
追い詰められて一人ずつ減っていくベタな終盤とか、ラスボスのウラがしょぼかったり、ハルキが生き返ったりなラストはイマイチだけど、エスニック料理の話とか個別エピソードはワリと面白かった。結局、サイキが片目な理由は何さー?

40,ドルアーガの塔 -the Sword of URUK- (2期),B
それぞれが別の目的を持って幻の塔を登る混戦模様の続編。折りたたみ式の剣や斧を使う戦闘シーンも洗練されて中々かっこよく出来ていた。黒ギルやニーバの思い、サキュバスが何だったのかとか、分かり難い部分もあったけど、ちゃんと決着もついた。「ひぎぃ」とか、ネタも担当するファティナが良い子に描かれてたなーと思うのでございます。

41,機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン (2期),B
MSタイマンバトルはカッコイイのだが、戦術予報士がいるのに後手にまわる防戦が多く鬱憤が溜まる展開。独裁政府を倒した後のビジョンはなく、私怨も多い。モブ化しているアレルヤ、ヒロインしていないマリナ様、勘違いルイス、見せ場無く退場するネーナや留美と微妙な扱いのキャラもいる。OガンダムvsエクシアR2は演出だろうけど、ラスボスはガンダム以外にして欲しかったなー。

42,CLANNAD -AFTER STORY- (クラナド 2期),A
前半の短編寄せ集めな学校編エピソードは広く、浅く、軽く、メイン物語がいつ始まるのか番外編を延々と見せられている気分でした。後半の卒業後エピソードは、朋也と汐の旅行など良い話も多かったけれど、ラストの締め方は夢オチみたいで分かり難かった。

10-02,恋姫無双,C
はわわ、期遅れで放送されたので視聴。女性キャラ満載で華やかだけど、内容はあまりない世直し旅みたいな萌え三国志ですが、ワリと普通に楽しんで見てました。愛紗がホロリでポロリなのだ。