「紅」 #12「われ存在り」【終】

蓮丈とは口で、竜士とは拳で対決する真九郎。蓮丈の「後悔した者」とは、過去の自分なんだろうなー。真九郎VS竜士、弥生VSリンは、敵わなかった相手なのに崩月流で圧勝。角は戒めで使わなかったのね。「ここを出たいなら俺はお前を守る。約束したからな」「紫は奥の院を出たい」、バトルにも勝って、二人の絆が感じられる。「お母様と同じように恋をします」と、主張する紫は力強い。「じゃあ、またな」で別れるとは思わなかったけど、ラストの父娘会話を含めて良い最終回でした。帰りを待つ、夕乃&銀子、闇絵&環もらしさが出てた。

総評

五月雨荘で待ってます、きっと見に来て下さいね。世間とズレているワケありお嬢様:紫が生活の中で学習していく様子と、護衛を引き受けた真九郎が守りたい者のために成長するのが上手に描かれていたと思う。子供を変にデフォルメしないのも評価したい。銭湯帰りの真九郎と紫の本音が出る会話も良かったが、闇絵&環が絡むアパート情景や紫が学校に来た時とか、複数登場人物での会話劇が熱い。紫と散鶴ちゃんの話も良かったが、やはりミュージカル回が最高に面白かった。バトルシーンも良い動きだけど、VS九鳳院家は最初やられてばっかで悶々としたので爽快感は低かったかな。