狼と香辛料 #13「狼と新たな旅立ち」【最終回】

「わっちの癇に障った者の命は保証せん」、獣化ホロ速ぇー、強ぇー。高速移動&戦闘〜ホロとノーラが対峙する修羅場で月が陰り白黒画面になる演出も緊迫感があった。「明日パンを買う金が血で汚れているというのは気持ちが良いもんじゃない」「明日に繋がるものを選択したいじゃないか」、ちゃんと言いたいこともぶつけた。パンは麦と関連付けているのかしら。目撃者の口封じはしないようだが、借金問題も解決。恋愛モードになりそうだったのに、ラストのずっこけ会話も楽しい。「お二人とも、お幸せに」とノーラに言われて照れたのは良いが、桃の蜂蜜漬けは買えたのか?

総評

中世っぽい世界観で商業メインの会話劇による展開もだが、やはり泣いて怒ってコロコロと表情の変わる人外&年上ヒロインのホロのキャラが魅力的でした。「わっち」「くりゃれ」「ありんす」の花魁言葉もキャラ付けに一役買っている。戦闘になるとヘタレになるロレンスとのコンビも楽しかったし、クロエやノーラなど、エピソードのキーになる女性キャラの配置も面白い組み合わせだった。ラストは少しバタバタで、終わったような終わってないような感じですが、面白かったでありんす。