しおんの王 #22「明日へ」【最終回】

白熱する紫音VS名人。紫音が気合いだけで覚醒するのは強引だが、3Dで駒がグリグリ動く映像も緊迫感が出ている。神園&悟に安岡父と、どんどんギャラリーが増殖していくのが楽しい。「この状況で笑いやがった」、集中してる方がすごいのか、周囲を見渡せるのが余裕なのかどっちでも取れるけど。「私はあなたとは違います。あなたよりももっと高みを目指します」、紫音が喋るシーンは中々印象的。敗れた名人は何を言っても負け犬状態。それぞれの進歩していく後日談ラスト。

総評

将棋とサスペンスという妙な組み合わせだが、緊迫感があって結構面白かったです。喋れなかった主人公:紫音が最終回に初めて話すのは『スケッチブック 〜full color’s〜』と似た演出だ。松風雅也の好演もあって悟は中々胡散臭いキャラで面白かったが、ヒントを与え続けてバレても構わないような態度を取る羽仁名人はよく分からない。対局中はモノローグばかりになるので、メリハリをつけるのが大変そうだった。女流棋士編でもっと引っ張るのかと思ってたが、沙織、歩とギャラリー化するヤツ多いぞ。展開の関係上、紫音は急に強くなったように思う。